アラビア語「塾」

皆様に愛されて開塾35年

アラビア語“塾”語学研修10日間 to オマーン 〜 الذكريات عن الرحلة الي سلطنةعمان

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約 16 分

アラビア語“塾”語学研修10日間 to オマーン

はじめに(by 塾長)
やあやあ、遠からん者は音にも聞け、近くば寄って目にも見よ。(其処の者、合いの手の鼓を打て)ポン!
古今東西、皆の衆、あーっ、そりゃ、そりゃ。アラビア語「塾」が設立されて20年!パーティも開きゃ、旅行にも行くよ!ポン、ポン。
これに集いしは、第4次アラビア半島遠征隊の精鋭達15名。ポポン、ポンポン!!
多彩なメンバーに恵まれて、遙か「幸福のイエメン」参ります!!(注1)

「えーっ!!!違うの!!待って、待って!おーい皆の衆、先生置いて、何処へ行くの?!」
「イエメンの東隣りのオマーン!!先生、人の話を聞いてなかったでしょ!」
「うーん、そうだっけ、では基、モトイ!!いざ『シンドバットの故郷オマーン』へ出陣じゃ!!」
「先生、早く、早く自分のバッグ忘れずに持ってきなさいよ!」
「はーい」

こうして、我々は13年振りに訪れるオマーン・スルターン国に出発したのだった。以下はメンバーに依る貴重なリレー形式の報告である。

(注1):2007年7月2日、サバ(シバ)の女王の遺跡のあるマアリブ近郊で、アルカーイダ系のテロ組織がスペイン人観光客9人、イエメン人ガイド、ドライバー4名を殺害する事件が発生。
2006年11月からイエメン旅行を計画して、現地旅行社を経営するムハンマド・ホブホブ氏(15年前に我々のガイドを勤めてくれた人物)と連絡を取り、計画を練り上げていたが、この事件で全てご破算になってしまう。この件ではその後、現地旅行社からのキャンセル料金請求などがあったが、日本側旅行社の助言を受けつつ解決。
その後、行き先をリビアに変更しようとしたが、カタール航空の乗り継ぎが非常に悪く断念。
そして最終的にオマーンに行き先を決定したのは、出発約2ヶ月前であった。その2ヶ月間に、オマーン国内旅行の全てを納得が行くものにするには些か時間的な余裕が無さ過ぎ、出発前日まで日本側旅行社と打ち合わせをすることになった。嗚呼大変!!だった。

9月14日(金)ー15日(土)東京 → ドーハ → マスカット
前回のイエメン修学旅行は、もう10年も前のことだった。そう言えば、私がアラブに行くのもやはり10年振りだ。楽しい思い出は、写真と共にアルバムの中に沈潜している。修学旅行で何度となく非日常的感覚を強いられていた筈だったのだが、その事は記憶の片隅に追いやられている。あれは何だったのだろうか?それもアラブの地を踏めば思い出すだろう。もうすぐ出発だ。
おっと、少し感傷的に成りすぎた。「イエメンが駄目ならオマーンがあるさ」で、生き残った我々精鋭達が羽田に集結を開始したのは、日没後のことであった。皆の者、今日からラマダーンが開始じゃ!!大いに飲み食いしようぞ!!

今回は、今まで修学旅行を仕切ってくれたツアーリーダーのボギーが不在なので、近くの団体旅行のツアー・コンダクターのお姉さん「あんな」さんの解説に耳を傾ける。しかし参加者のお客様の前で跪いて説明する等は、到底出来ぬ事・・・いやはや凄い気配りです。
尤も、旅慣れたオマーン派遣団の精鋭達は、教師にそんなことを求めて来たりはしないので、「背後霊」の様に「あんな」さんに付いて行けば良し、と皆には言っておこう。

さて全日空共同運行便(QR4964 21:00発)に搭乗する前に、執筆メンバーを紹介しよう。
尚、今回精鋭達は旅行中に付いたニックネームで登場するので、読者には分かり辛いかもしれぬがご容赦願いたい。

旅行スケジュール&執筆担当者紹介(by 塾長)

(日付をクリックすると、それぞれの旅行記に飛びます)

◆9月14日(金)◆
21:00 羽田発 → 22:15 関空着 → 23:55 関空発

先ずは9月14日(金)を執筆してくれるのは「隊長」
隊長は羽田空港で早くも「塾」の女性陣との会話が弾む。
「うーむ凄い!!教師が授業中あれだけ苦労しているのに、何という素晴らしい人心掌握術だ!!その技術を参考にして、授業で活用したい」と思う程、旅行ではムードを盛り上げて頂きました。
また隊長には、オマーン到着後、「チーム世界遺産」を率いてオマーンに4カ所有る世界遺産を解説して頂くことになり、またホテルとの交渉にも実力を発揮し、我々に素敵なリゾートライフを提供してくれました。感謝、感謝!!!と、正に「隊長」の名前に相応しい活躍でした。多謝!!!

◆9月15日(土)◆
4:20 ドーハ着 → 7:45 ドーハ発 → 10:00 マスカット着
午前:グランドモスク ~ バイト・アル・ズベール ~ アラムパレス ~ ミラニ・フォート&ジャラリ・フォート
午後:マトラ・スーク
20:20 マスカット発 → 21:45 サラーラ着(サラーラ泊)

9月15日(土)を執筆してくれるのは「ジャミーラさん」
あれれれれ?スークに行ったきり行方不明ですね。あれ、あれ、もう夜も更けてきたのに「ヘンナ」の店を見つけにこれからスークに行くの??
うーむ、とうとう最後の目的「ヘンナ」が出来ましたね。これで貴女様は充分にオマーンで暮らせます。何度、横を通る貴女様をアラブ人の女性と間違えたことか!初日から飛ばしに飛ばしてアラブナイズしていく姿には恐れ入りました。感服!

◆9月16日(日)◆
午前:乳香の木、見学 ~ ウバル遺跡
午後:ホテルへ(サラーラ泊)

さて9月16日(日)を執筆してくれるのは「素足美人さん」「姐さん」
「素足美人さん」、ぴち、ぴち、ちゃぷ、ちゃぷ、らん、らん、らん。これは、古き小学校唱歌「雨、雨、降れ、降れ、母さんが」の歌詞ではありませんぞ!「素足美人さん」が水を見つける都度、サンダルを脱ぎ捨て、水遊びをしている音なのです。
オマーンは「アフラジュ」と呼ばれる灌漑施設が世界遺産に登録されているほど水資源の活用に優れた地で、旅行中、彼女ほど「炎天下の水」を楽しんだ人は居ませんでした。

「姐さん」。授業中、珍回答に教師が頭を抱え、「羽田空港入港阻止!」「関空搭乗拒否!!」を毎回の様に叫んでいましたが、長年のよしみでサラーラ留守番チームを組むことになり、良き思い出になりました。何よりも無事に症状が回復し、安心しました。
半年前にオマーン旅行をした姐さんには、査証等の色々な情報をご教示頂き、感謝!!

◆9月17日(月)◆
午前:タカ・パレス ~ ソムハラム(Sumhuram)遺跡 ~ マルバート(港町) ~ Bin Aliの廟
午後:Nabi Ayoubの廟 ~ 水源地
18:05 サラーラ発 → 19:30 マスカット着(マスカット泊)

続いては9月17日(月)を執筆してくれるのは「やっこちゃん」
「やっこちゃん」、マダムから「金持ちアラブ」と結婚する方法を伝授されていました。
アプローチの方法がピアノの練習やら三味線等で、アラビア語は何処 へやら???しかし成功した暁にはアラビア語「塾」に自前のビルを寄贈してくれるとかで、嬉しいやら悲しいやら。いつも鋭い「突っ込み」で、座を盛り上げてくれました。

◆9月18日(火)◆
午前:Bimah Sinkhole ~ Fins Beach ~ ワディ・シャーブ ~ ワディ・Tiwi ~ カルハット(ビビ・マルヤムの廟) ~ ダウ船製造所
午後:ワヒバ砂漠ドライブ(ワヒバ砂漠泊)

9月18日(火)を執筆してくれるのは「砂漠さん」「姫」
「砂漠さん」、修学旅行の行き先がイエメンからオマーンに変更になって後、唯一参加を表明された、業界筋でも珍しいオマーンフリーク!
何と今回が3度目のオマーンです。オマーンに魅了されアラビア語を始められたとか。今回の旅程作成に当たり、数々の助言を頂き大いに助かりました。感謝!

「姫」、出発時の羽田空港から「教師」と「お世話係さん」の航空券を握り締め、座席を確保し「チーム姫」を結成。
その後、砂漠でのキャンプでは、テントの窓を「教師」に開けさせたり、「寒い」と言って閉めさせたり、星が未だ輝く満天時に寝ぼけて「お世話係さん」を起こしてみたりして、「姫」の異名を取る。
でも、何故か帰国が近づく超高級ホテル、シャングリラから精気を取り戻し、「姫」の原義の実力を発揮され、優雅に振舞っていらっしゃいました。

◆9月19日(水)◆
午前:ワディ・バニー・ハーリジ
午後:ビルカット・アル・マウズ ~ 町並み散策 ~ ファルジュ(ジャバルアフダル泊)

9月19日(水)を執筆してくれるのは「らくだちゃん」「ウンム・アリーさん」
「らくだちゃん」。今回の語学研修旅行では、「塾」のアラビア語学習者の輝ける「星」でした。
また、チーム・オマーンの皆様の「やれば出来る」の目標にもなられ、教師としてはとても嬉しい成果を見せてくれました。依ってその栄誉を称え貴女様には、教師の「駱駝乗り」権利を譲りました。

「ウンム・アリー」。「姐さん」の強力な助人。「姐さん」を突き放す文言を放つことが出来る長い付き合い。「姐さん」と10年来の付き合いの「教師」も思わずその台詞に驚嘆!!!こうすれば「姐さん」を取り扱う事が出来るのだと理解。その合いの手の妙が、「塾」生に応用が効かぬか現在思案中。
因みに、ニックネームの由来は4号車のドライバーの「アリ-の母」と言う意味なのですが、4号車でどの様な会話がなされていたのでしょうか?興味あり!!

◆9月20日(木)◆
午前:アイン村 ~ ファルジュ ~ ジャブリン城 ~ アル・アインの遺跡 ~ バットの遺跡
午後:バハラァ・フォート ~ タヌーフの遺跡(ニズワ泊)

9月20日(木)を執筆してくれるのは「バティールさん」
ヒンディー語の使い手!マスカットのインド人街「ルーイー」を闊歩する。しかしアラビア語を使ってきたと言う報告が届いていないのは何故??
「ナツメヤシ」の著名な高級お菓子メーカー「バティール」の名を欲しい侭にした購買欲は、ニズワでの絨毯買いに始まったとの事。確かに最後まで「バティール」のお店に通っていらっしゃいましたが、日本の職場の方が「バティール」の味を分かってくれるとは、傍目には思えないのですが・・・如何なものでしょうか。

◆9月21日(金)◆
午前:ニズワ・スーク ~ ニズワ・フォート
午後:マスカットへ(マスカット泊)

9月21日(金)を執筆してくれるのは「お世話係さん」
「パスポート」「はい!」
「航空券」「はい!」
「部屋の鍵」「はい!」
羽田空港で「チーム『姫』」が結成されて以来、「姫」と「教師」のサポート役として大活躍されていました。その恐るべき事務能力には脱帽です。
尤も、「姫」と「教師」にその事を期待するのは些か無理があるので、適材適所か???と思ったり。

◆9月22日(土)◆
午前:自由行動
午後:オプションでマスカット湾クルージング(1h)
18:55 マスカット発 → 19:00 ドーハ着 → 23:45 ドーハ発

9月22日(土)を執筆してくれるのは「ヘルワさん」
3号車の主、兼通訳。2号車イケメンドライバー「アートフ」君を巡る「じゃんけん大会」に敗退!
恐らく今回の唯一の「心名残」であったかと思うほど、じゃんけん大会の「敗退」を悔しがっていらっしゃいましたが、途中「アートフ」君に彼女が居ると分かった後の2号車の「じゃんけん勝ち組」の意気消沈振りを見た彼女の誇らしげなお顔は忘れられません。

◆9月23日(月)◆
15:35 関空着 → 19:40 関空発 → 20:50 羽田着

◆雑感&番外編◆
最後に控えるのは「シマ シマ子さん」と、「出稼ぎさん」
「シマ、シマ子さん」。如何にも旅慣れたキャスター付きキャリングバッグ!スーツケースが間違えて南極に飛んで行っても、一日位はその「縞々」バッグで十分対応出来るそうな。確かに完璧な予防ではありますが、肝心の「縞々バッグ」を置き去りにしてどうするつもりですか!!!
ついでに今回はホテルの「レイト・チェックアウト」システムも勉強しました。アラビア語の勉強より収穫があったかも!
「出稼ぎさん」の紹介は、次のコーナーで。

チーム・オマーンを支援してくださった方々の紹介

「マダム」。「塾」の4度に亘る修学旅行に、全て参加の快挙!!「塾」創立時に中東に渡り20年!もう頭が下がります。
人生は、ちょいとおじさんの意見を言わせて貰うと、「女」のものね。まあ、これに関しては反論が多々有るかと思いますが、マダムの貫禄は「女性」の憧れの的であり、「やっこちゃん」の「小マダム」教育の恩師であり、いやはや「愛されるべきマダム」です。

「かりんさん」。女性陣の強力な「お買い物アドバイザー」。
伝統的に「塾」の修学旅行は、車は「スークに横付け」として有名で、毎回精鋭達の購買欲の凄みには圧倒されるばかりなのですが、今回は更に「オマーン式買い物はこうよ」とばかりに、袋詰めにしてある服を「千切っては投げ」否「出しては広げ」の連続で、「塾」生共々「ドレス」の山を築いたそうな。(イヤー本当に証拠写真が無いのが残念!!)いやはやますます迫力が増しましたね。
<教師の想い出>

かりんさん一家からプレゼントしていただいた、バハラァフォートの絵

彼女は、私の教師としての姿勢を根底から変えてくれた「塾」生です。「塾」の修学旅行は語学研修旅行でもあり、その意味では彼女の言葉を学ぶ姿に敬意を表し、この場を借りて「教師を育ててくれた」彼女にお礼を申し上げておきたいと思います。
彼女は入「塾」後3、4年は、文章構造が上手く把握出来ない為に、「宇宙に飛んで行く」翻訳をしなければいけないのに、「海底深く沈没してしまう」翻訳をし、私に呆れ果てられてしまう状態でした。
しかし、連日のたゆまぬ努力でいつの間にか新聞を読み、私との交換ノートに作文を書き続け(因みに「らくだちゃん」に抜かれるまで、彼女は書き上げたノート数のタイトルホルダーでした)、最後にはアラブ人との会話をスムーズにこなしてしまうまでになりました。
「好きこそ物の上手なれ」ではないけれど、「努力は全ての才能に勝る」と言うことを私に強烈に認識させてくれた女性です。

「ご主人」。義理人情に厚いのは、アラブの「ディヤーファ(客人を歓待する美徳)」のなせる業か、それともオマーンの社会風土が作り上げてきたものか、果ては「ご主人」の性格に由来するのか?
何れにせよ、今回のオマーン修学旅行が成功裏に終了したことは、偏に「ご主人」のご支援があったことに尽きます。
出発前のオマーン国内旅行の旅程のアイディアから、我々が旅行を終了するまで、本当に手厚いサポートをして頂きました。ただただ感謝の言葉に尽きます。有難う御座いました。

「フィラちゃん」。日本語上手、きれいな英語の発音、勿論アラビア語は朝飯前の‘Polyglot’!素晴らしい!!
小父さんが日本から持っていった「テニスの王子様」で日本語を勉強してね。ちゃんと続編を送ってあげるよ!

「日大さん」。僅か5ヶ月間の「塾」生ながら、「教師」と「かりんさん」の圧力に耐えかねて、マスカットにて修学旅行の参加者のドライバー役を強いられる。
夜遅くまで定員オーバー(これはオマーンでも当然違反です)の車を走らせ、「塾」生を送迎してくれる。有難う御座いました。
帰国後に到着した「日大さん」からのメールには、「これも仕事の内の一つ」との文言があり、頭が下がりました。感謝!

「出稼ぎさん」。帰国時、ドーハ国際空港にて合流する。デューティー・フリーで物色中、「先生!」「うぉーっ、吃驚した!」予期せぬ掛け声に仰天。思わぬところで「塾」生に再会!
我々の帰国便に合わせて座席を確保したそうな。しかし予想もしなかったカタール在住の「塾」生の登場を歓迎するところがチーム・オマーンの凄いところ。
帰国後の修学旅行打ち上げは、彼の送別会の日に設定され、カタールでの再会が約束されました。
尤もチーム・オマーンの精鋭達の本気モードに、「カタールは何も見るべきものが無い」と必死の防御をしていたところは彼の直感の凄いところ。必ず何人かは遊びに行くと思うよ!
尚、彼の出稼ぎの「首」がかかっているので、この記事を見た方は必ずカタール国ホームページにアクセスしてください!


さて、関空からカタール航空(QR821)便に乗り込む団体さんは、我々チーム・オマーンの他にも「魅惑のエジプト旅行」、「命懸けのイエメン旅行」の皆々様。
特に後者の参加者は、「アルカーイダ」のテロ事件はご存知であるとか。主催する旅行社が「度胸ある」のか、参加者の皆様が「怖いもの知らず」なのか、良く分かりませんが、我々「アルカーイダは嫌いよ」のチーム・オマーンは、他の皆々様の無事を祈りつつ「夜汽車」否「夜行便」の中で惰眠を貪るのでありました。

飛行時間約10時間は、殆ど「あっ」で終了しました。此処は地の果て、ガス煙るドーハ。いやいや「天然ガス」景気に沸くドーハ!
いやー早くもチーム・オマーンの面々は、「教師」に荷物を預けてデューティーフリーショップで物色開始です。居ました、いました!「塾」のHPで有名な「フッラ」ちゃん人形!「ヘルワさん」お買い上げ! (ヘルワ注:私が買ったのは、帰りです)

さてさて、今回の修学旅行中にも何度か目にすることになるのですが、本当に女性陣は「お買い物」が大好き!フリータイムを沢山盛り込んだ今回の旅程はメンバーの購買欲を満たしてくれたでしょう。

おっと、皆の衆、この旅行が語学研修旅行であることを忘れるところであった。
マスカット行きのカタール・エアーQR166便に乗る前に少し勉強しよう。

イスラム教徒は乗り物に乗る前に、こんなコーラン(「飾り:ズフルフ」章、第12-14節、特に後者2節)の文言を唱える。カタール・エアーに乗って機内説明がテレビで始まったら良く耳を澄まして貰いたい。

「(また主は様々なものを造り、汝達には船や家畜を乗り物とされた)。
汝達はその背に乗って、神の恩寵を思い起こす。それに乗り、次のように言うのである。
これを我等が為に使用させ給うために作られた主よ、我等は到底及びも付かぬ。正に我等は神の御元へ経巡り行くのである」

嗚呼、勉強をしている間に、もうマスカットに到着してしまった。ザハラツアーのスタッフが出迎えに来てくれている。
彼らの紹介もしなければいけないが、もう私の紙面は尽きてしまったようなので、チーム・オマーンの精鋭達にそれぞれの想い出の中で紹介して貰おう。
マスカットでガイドを勤めてくれたジャミール氏、ドライバーのアブドルラスール(1号車)、アリー氏(4号車)、アートフ氏(2号車)、サラーハ氏(3号車)、またサラーラでガイド(初日はドライバーも)を勤めてくれたアハマド氏、そしてムサッラム氏、他16日のドライバー諸氏(御免、参加していないので名前が分かりません)、17日のドライバー、アリー氏に厚く御礼を申し上げたい。


紙面最後に、我らチーム・オマーンのアラビア語の星、「らくだちゃん」がオマーンに関するインターネット上の情報を入手した。
これから我々に続くオマーン・フリークの諸氏にオマーン紹介のリンクを明記しておこう。

・オマーンの観光サイト(日本語)

・オマーン情報省のサイト(英語・アラビア語)

・オマーンの地図のサイト左上のスライダーで簡単にズームできる

・カタール航空のサイト(日本語)

今回のオマーン修学旅行は、多くの方々のご助力をもって成功裏に完結する事が出来た。勿論それは「ご主人」の無私の支援を筆頭に、我々の度重なる要求を受けてくれた日本側、オマーン側の旅行会社で働くスタッフの善意によるものである。
我々チーム・オマーンは、次に続くオマーン・フリークのために下記の会社を推薦し、また改めて謝辞を表する。

★日本側旅行社★

株式会社エーティービー ネイチャーワールド
芥川健一氏
〒160-0023 東京都新宿区西新宿1-19-6山手新宿ビル2F
TEL03-3340-6770  FAX03-3340-6970
営業時間:月~土 10:00-19:00 日祝祭日 11:00-18:00
サイトは、コチラ

「エーティービー ネイチャーワールド」以外の旅行会社(日本)のサイトも参考のために記しておく。

アクア・インターナショナル http://www.acqua-inter.co.jp/other/genchi/mct.htm
カジャ・サファリ http://www.dubai-omansafari.com/
フリーウェイ・ツーリスト http://www.fwt.co.jp/index.html

★オマーン側旅行社★

ザハラツアー http://www.zaharatours.com/

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