アラビア語“塾”語学研修10日間 to オマーン ~ 第8日目 2007年9月21日(金)
【ニズワ→マスカット お買い物デー】
ニズワ最終日。この日もいつものように8時に出発し、まずはニズワの金曜日開催の動物市へ。
悲しげな目をしたヤギさん、倒れこむ牛さん、走り出す牛さん、まるでドナドナの世界。動物臭と闘いながらの見学でしたが、見ごたえがありました。姫とマダムは動物の臭いには耐えられません、と、一足先に工芸品スークへ行っていました。それから野菜のスークへ。カリフラワーやキャベツ、レモンなど、沢山の野菜が並んでいました。野菜が豊富だなぁ。
次にお待ちかねの工芸品スークへ。ここは銀製品が有名。私が銀製品を買おうとしていたら、「それ買うの?ちょっと待って」と、何やら考え込んでいる檜先生。
先生はここで、旅行に参加されなかった塾生の皆様へのお土産購入を検討されていたようです。そして手に取られたのは「魔法のランプ」。お値段1個1.2リアル。50個買うけど、全部でいくら?
お店のお兄さんとの交渉スタート(お店のお兄さん、このヤーバーニーはどうしてこんなにアラビア語を喋るのかと驚きは隠せない様子)。私が買おうとしていた銀製品も含めて50リアルで値段の折り合いがつきかけた頃、店員さんがちょっと待っててと言ったきりいなくなり、5分後戻ってきても店の中で探し物。
どうもランプが50個ないらしい。結局11個しかなく、残念乍ら購入できず。ところが檜先生、別の「魔法のランプ」を見付けられました。前よりも良いもの。当然お値段はちょっと高い1個1.5リアル。
ここからまた交渉スタート。1個1.2リアルまでディスカウント。50個買うから60リアル。では、銀製品その他諸々併せて60リアルでどう?
う~ん、と電卓を叩き乍ら、まあ、いいでしょうと交渉成立、のはずだったのですが、カード払い手数料が2リアルかかるので、合計金額は62リアルに。この2リアル分はどうしてもまけられない、と店員さん、そこで引かない先生。
激しい交渉開始(笑顔を絶やさず交渉されていました、店員さんはちょっと渋い顔をしていました、何を喋っていらしたのか私はヒヤリング出来ませんでした)。そこに店員さんのお父さん(?らしき人)登場。話を聞いて一言「ラームシキラ」(ノープロブレム)。これで交渉成立。
全部併せて60リアル、良いお買い物が出来ました。檜先生が交渉されている間、隣では隊長がハンジャラを、これまた思いっきり交渉して購入されていました。隊長、楽しそうでしたね。
ホテルで昼食を摂り、一路マスカット、シャングリラホテルへ。
15時半頃、豪華なホテルシャングリラ到着。ドライバーさん達とはここでお別れ。集合写真を撮り、それぞれ別れを惜しみました。ドライバーの皆さん、有難うございました。
16時にかりんさん御一家とホテルロビーで待ち合わせ。この日は息子さんのフィラちゃんも一緒です。
ロビーでかりんさんと買い物の打ち合わせ。ヘンナ・服・電子辞書・ナツメヤシ・等々についていろいろお聞きしました。が、ラマダン中でレストランがすぐに混んでしまう為、まずはレストランへ行くことに。御主人の車とタクシーに分乗しました。
程なくレストランに到着。楽しいお食事会が始まり、途中で大使館勤務の日大さんも登場。
お食事はオマーニーコーヒーとナツメヤシから始まり、機内食でもでた甘くないヨーグルトドリンク、それから沢山のお皿に盛られたお料理の数々。
隊長注文の鮫料理は少し塩辛かったとか?食べきれない程のお料理、フィラちゃんに全員肩を揉んでもらいながら美味しく頂きました。そして結局御主人にご馳走になってしまいました・・・
お食事会の後はお買い物タイム。御主人と日大さんの車(日大さんは自分の車には6人しか乗れないと何度も主張されたにも拘わらず、無理やり7人乗ってしまいました。)に分乗してショッピングセンターへ。念願の服を買いに。
服を買いに行ったメンバーは、私・ヘルワさん・らくだちゃん・シマ シマ子さん、砂漠さん。
初めはかりんさんがいなかったのでぷらぷらウィンドーショッピング。買い方も分からないし、値段もよく分からない。
暫くしてかりんさんがフィラちゃんと一緒に登場。多少高くても良いものの方が、と「ヤシュマック」というお店に連れて行ってもらいました。
棚には沢山の服がきちんと畳まれて並んでいました。かりんさん、お店に入ると
「こういうのは、広げてみないと分からないから。出しちゃえ出しちゃえ!
いいのよ、広げてみて! 試着してみないと分からないんだから!
袋に入ってる?いいのよ袋から出しちゃえば! 彼(店員)の仕事なんだから、畳むのは!
着てみて着てみて! ビカムハーザー(これ幾ら)?
えっ!8リアル?(約2500円)ちょっとちょっと、ヤシュマックでこの値段?買っちゃえ買っちゃえ! ヤシュマックでこの値段だったら絶対お買い得!
ヤシュマックはね、ドバイのお店なんだけど、これだったらバーレーンのマダムに会っても、。あら、ヤシュマック? って言われること間違いなしよ!
これこれ! 私ね、これ欲しいと思っているんだけど、これはちょっと高くてね。
こういうのはね、普段着ない色がいいわよ!ピンクとかね、そういうちょっと派手めの色の方が映えるからね、だってパーティーで着るんでしょ、
それ?だめよ地味地味! もっと綺麗な色の方が。
これは?あらサイズが大きいわね。小さいサイズがね、なかなかないのよ。でも、サイズがあったらお買い得よ。
ほらもっと試着して! いいんだって!着てみないと分からないんだから!
どう?あらいいじゃない!丈が長い?ヒール履いちゃうのよ! それでも長かったら少し裾を詰めたら?私だったらお直しに出すんだけど、時間がないからね。でもこの値段だったら本当にお買い得よ。スークで買うのと同じだもの・・・・・・」
どの位の時間を費やしたのか、はっきりとは覚えていないのですが、1時間位、かしら。
私たちが試着する度にフィラちゃんは
「きれい」
「すごくにあう」
「さっきのよりいい」
とコメントを下さいました。最後は眠くなちゃったみたいでしたが。それぞれ2枚から3枚購入、でも支払い金額の平均は15リアル位だったかしら。そして私たちの買い物の後には、膨大な「畳まなければならない服」が山となっていました。店員のお兄さんは嫌な顔せず最後までにこやかに応対してくれました。感謝。
その間、他の方々は買い物を終え、お茶を飲んでいたようです。9時半に集合。
ところがやっこちゃん、欲しかった電子辞書の良いのがなく、これからカルフールのあるショッピングセンターに行くことに。同じく辞書買いの素足美人さんと、ナツメヤシ買いの砂漠さんと私とで、またまた御主人に運転手をお願いしてショッピングセンターへ。
眠くなってしまったフィラちゃんとかりんさんをご自宅までお送りし、そのままショッピングセンターへ。
やっこちゃんは良い電子辞書が買えたようです。ユーロが使えなくてたいへんだったみたいですが。私達もお土産のチョコレートコーティングナツメヤシを買い、ホテルへと戻りました。
ところが、シャングリラホテル、私達が思っているよりショッピングセンターより遠かった!ショッピングセンターを出たのも23時をかなり過ぎていたのですが、ホテルに到着したのは午前様。途中、檜先生にお電話をしたのですが、隊長はもう寝ていらしたそうです。すみませんでした。
この日は、朝、ニズワのスークに行って、マスカットに戻って、お食事をしてお買い物をして、とても充実して楽しい1日でした。
(文責:お世話係さん)