アラビア語“塾”語学研修10日間 to オマーン ~ 第4日目 2007年9月17日(月)
9月17日(月)の旅行記を担当させて頂きます、芸者見習いの奴(やっこ)です。 やっこは、普段会社に行くときは朝8時ごろ起きても間に合うので、今回の旅行で毎朝6時起床というのが辛かった・・・
ともあれ、8時集合ということで、同室のジャミーラさんと二人で慌ててレストランへ。一番乗りかと思いきや、すでに数名が優雅に朝食を食べていて、さらに日が経つにつれてみんなの朝食が早くなっていくのが面白かった。
ホテルの窓から見たプライベートビーチ |
朝食の後はホテルの前のプライベートビーチを散策。
8:00にロビー集合。快適でゴージャスなホテルに別れを告げるのは名残惜しかったけど、今日はイエメン国境まで行く大冒険が待っている!
しか~し。ホテルの前で待っていたのはマイクロバス。オマーン通の砂漠さんいわく、イエメン国境に行くには4WDじゃなければいけないとのこと。ということは・・・。
そう、Zahara Tour、勝手にコース変更!!!さすがラマダン中。めんどくさかったのでしょう・・・(泣)。楽しみにしてたのに・・・。
というわけで、急遽この日はサラーラガイドのウスターズ・アフマドのオリジナルコース観光ということに。
9:15、タカ城到着。
タカ城は、現国王カブースの父が建てたという小さなお城。台所や寝室などがあり、普通に居住を目的としているそうな。そして牢屋も完備!
寝室には蚊帳付のカラフルなベッドが。
ベビーベッドなどもあり、当時の生活の雰囲気が伺えました♪
9:45、世界遺産サムフラム(Sumhuram)遺跡に到着。
サムフラムは乳香交易で栄えた町。乳香を貯蔵しておく場所などが残っていた。
途中の階段にはアラブの古代文字(なんていうんだっけ?←南アラビアの古代文字、ムスナド文字)が刻み込んであった。
そして遺跡を後にした。
普通、山とか牧場とかにいると思いがちなヤギさんが、この街ではこういう建物の前にふつうに寝そべってたりしてびっくりした。
こっちのヤギさんたちは、毛が長くてサイズも犬みたいに小さくて、まるでロングコートチワワみたいにかわいかった!でもオマーンではヤギも食肉だそうな(TдT)
確かに魚は豊富にいるらしかった | マルバートの漁師さんたち |
10:15、マルバート(港町)に到着。
漁の街というだけあって、バスを降りるといきなり街全体が生臭い魚の臭いで満たされていた!
景色はきれいなんだけどあんまり長くいたくない場所だった(;・∀・)。
11:10、Bin Aliの廟に到着。
そしてこれは一般の人々のお墓。遺体はメッカの方を向けて埋葬するんだそうです。
オマーンは本当に水が豊富な国。しかしここでやっこはガイドのウスターズ・アフマドに拉致(?!)されて、この水源地の断崖絶壁を意味もなく上らされた挙句、やっこは皮の紐靴を履いているのに、そのままふくらはぎくらいの深さの水溜りにじゃぶじゃぶ入らされ、ずぶ濡れになるという散々な目に遭いました!!!
12:30、昼食をとるためにヒルトン・サラーラ・ホテルに。
集合は13時の予定だったのに、ランチが出てくるまでに非常に時間がかかり、またさらに後半の観光に「巻き」が入ることにΣ(゜д゜lll)!
でも最後に出てきたデザートは、みんなが写真に撮っちゃうくらい素敵な飾り付けで、しかもおいしかったなぁ・・・(´∀`)。
バニラアイスクリームにささっているのは飴細工。手前はオレンジが載ったチョコレートケーキ。
13:55、Nabi Ayoubの廟を見学。
灼熱の日差しと疲労であんまり覚えてないんだけど、Nabi Ayoubって何した人だっけ?!
<先生からの“天の声”>
さて、我々のイスラム聖地巡礼2日目は「預言者アイユーブ(ヨブ)」廟である。
この聖者廟の主に関しては、コーランに下記の様な記述がある。
「それから我等の僕、アイユーブの事も思い出して見よ。あれが大声で主に訴えてきた、私はサタンに痛めつけられ、弱り果てております」(第38「サード」章、第40(41)節)
「それからアイユーブの事、つまり主に大きな声で主に呼びかけた。私は不幸に見舞われています。貴方様は最も情け深きお方でありますのに」(第21「預言者」章、第83節)
上記のどちらかの章句がこの廟に掲げられていたのであるが、残念ながら忘れてしまった。何年後かにこの廟を再訪した際に確認したい。
16:15 サラーラ空港着
18:05、サラーラ発。
機体のバランスを取るために、たいして体格の良くないアラビア語塾ご一行様ばかり席を移動させられて、離陸が15分も遅れる。
機内食には、ヒヨコ豆のペーストのホンモスや、それをつけて食べるフブズ(パン)などのアラブ料理が。
19:30 マスカット着
20:00 ゴールデンチューリップシーブホテル着
「(またまた同室の)ジャミーラさん!!!こ、このホテルは・・・、バックパッカー用ではないですか(゜Д゜;)!?」
って感じでした。ベッドのサイズとか、ヒルトン・サラーラの半分だから!!!
しかし、驚いたことに、ヒルトン・サラーラではほとんど見かけなかった、我々以外の旅行者をここで初めて多数目撃。意外に人気ホテルらしい・・・。
さらに意外なことに、こう見えて朝食は割りとおいしくて、品数も豊富ということが翌朝判明。
しかしお風呂のアメニティーはしょぼかったっす。
20:50、新しく出来たというマスカットのシティ・センターというショッピングセンターに到着。
ひろーい屋内駐車場には日本車がずらり。その中でも圧倒的に人気なのがトヨタ車。さすがは日本が誇る世界一の企業!
世界一高級というオマーン産の香水、アムアージュを発見!女性用はモスクの形をした瓶に入っていることで有名。
しかし若輩者のやっこにはとても買えないので、お店に入らずに写真だけ「ぱちり」。
ちなみに、やっこの師匠である姫姐さんは3本お買い上げ!オマーン経済に貢献しまくり!
スタバ 発見!みんな読めるかな?! |
やっこちゃんの小さな手にも収まっちゃうくらいコンパクト。USB接続ですぐ使えました。
これで、アラビア語塾の翻訳課題もオンライン辞書でスイスイ訳せちゃうぜ!(たぶん)
(文責:やっこちゃん)