アラビア語“塾”語学研修10日間 to オマーン ~ 第9日目 2007年9月22日(土)
今日の午前中は自由行動。私は最初から「グランドモスクへ行こう!」と心に決めていた。
グランドモスクの一般開放は(土)~(水)の8:00~11:00。旅行初日に訪ねたけれど金曜だったため、外から写真を撮るだけだった。某歩き方によると「オマーン最大にして最も美しいモスク」なのに、中を見ないでどうして帰れよう!
今回のルームメイトの砂漠さんと、クラスメートのらくだちゃんが一緒に行くことになった。タクシーで往復し、見学している間も待機していてもらわないといけない。前の晩にホテルのフロントで値段交渉含め頼まなくちゃ!と、交渉は隊長にお願いした(^^;;;
約束の8:30にロビーへ行くと、檜先生と隊長がいてくれた。お世話かけてすみません。ドライバーも既に来ていた。彼は私の足元を見ると、「モスクは素足ではダメだ」と言う。えっ?!現地の人は素足じゃないの~?!と思ったけど、現地の人の言うことは聞いておいた方がよかろうと、あわてて部屋にソックスをはきに戻る。
改めてタクシー(白タクだった)に乗り込むと、檜先生がドライバーに、またもやアラビア語で会話してくれるよう頼む。車中講座は昨日で終わったと思ったのに・・・先生曰く「これを言うために、見送りに来たんだ」お心遣い、痛み入ります(トホホ)。
ところがこのドライバーさん、一見インテリ風なれど(本当にインテリだったら、休日にタクシーのアルバイトなんてしないか・・・)、彼の話すアラビア語はとても聞き取りづらかった。ツアーで一番優秀ならくだちゃんにしても時々聞き取れず、3人で何度顔を見合わせたことか。改めてザハラツアーのドライバー諸氏&ガイドのジャミールさんの話していたアラビア語の発音がいかにきれいであったかを実感。
25分ほどでグランドモスク到着。初日とは正反対の場所に観光客用の入り口があった。そこで何気に振り向いたら、昨日まで4号車のドライバーだったクシュクシュ(本名はアリー)がヨーロッパ人(たぶん)カップルを案内してきた!キャ~~クシュクシュ~!お互いビックリしながらも握手してご挨拶。
靴を脱いで、中に入る。クシュクシュがガイドしてきた人たちも、他の観光客も素足じゃん!ドライバーさんは敬虔な信者だったんでしょうね。
写真撮っていいのかな~? 入り口の注意書きを見なかった。するとちょうどクシュクシュがこっち見てくれたので、カメラを指したら、うなづいてくれた。
中はすごく広くて美しい。ステンドグラスも壁の装飾も美しいけど、じゅうたんも美しい。じゅうたんの上にペタッと座って、あるいはゴロンと寝転んで、しばしボーッとしていたい・・・実際はここは男性用の礼拝所なんだけど(と、クシュクシュが説明していた)。
後ろで、らくだちゃんが何やら注意を受けてる。廊下のように敷かれている青い敷物から、はみ出してはいけなかったらしい。この時も、気づいたクシュクシュが係員に何やら言ってとりなしてくれ、はみだしてはいけないことを教えてくれた。クシュクシュがいてくれてよかった~~いつもニコニコとしていたクシュクシュが、実は一番好きだった。前日、2ショット撮ってもらっちゃった(*^^*)
9:45 観光タイムは30分で充分と思っていたけれど、あっという間だった。駐車場に、昨日まで私が乗っていたザハラツアーの3号車が、「3」の紙を貼ったまま止まっていた(苦笑)。
帰りの道はちょっと渋滞した。ホテルの朝食タイムは11:00まで。それまでに戻って食べたかったので、あせる。
10:25 ホテル着。そのままレストランへ直行。檜先生とお世話係さんがいたのでごあいさつ。
食器がいろいろな形&色で、好きなのを選べる。かわいい!そこへ午前中はプールで過ごした隊長がやってきたので、一緒にテーブルを囲んだ。11時を過ぎても追い出される気配はないので、11:30過ぎまでおしゃべりして、浜辺をブラブラする。
13:00 チェックアウト。隊長がフロントとかけあってくれて、16時まで使える部屋を3部屋確保してくれた。そこへ着替え等の荷物を置かせてもらって、オプショナルツアー「マスカット湾クルージング」に参加する人はロビーに集合。
ジャミールさんが自ら運転して迎えにきた。クルーズ参加は私を含め7人。船の出る場所が、アル・ブスタンホテル(最高級ホテル。本当は最後の晩はここに泊まる予定だったけれど、台風の被害による改装中でダメだった)の近くだというので、ホテル見学をしたい隊長と姐さんも一緒に。檜先生は不参加。
車が止まった浜辺は、ブスタンホテルなんて全く見えない。しかも、目に入るのはモーターをつけた小船が数隻。クルーズ船はどこ?これから来るの?まさか・・・ね・・・
ジャミールさんは小船の船頭さんと話してる。ウソでしょう~~!釣り船じゃん!!これで「クルーズ」って言うのかい!!!
もし、ホテルがすぐ近くだったら、マジにパスして帰りたかった。でもここまで来ちゃったら、もう乗るしかない(泣)。
気の毒なのは「ブスタンホテル観光」組の隊長と姐さん。隊長は、結局私たちを心配して、一緒に乗ってくれた。姐さんも、こんな浜辺(撮影対象になりそうなものなんて、な~んにもない)に1時間もいたら日干しになってしまうから、それなら一緒に行こうよ~と皆で誘ったけれど、1人浜辺に残った。車はドア開けて置いといてくれたので、休むことはできるけど、大丈夫だろうか・・・
ジャミールさんも一緒に乗り込んで、胸元はだけてくつろいじゃってる(笑)。
最初は文句タラタラな私たちだったけれど、いざ沖に出てみれば楽しい。小さな船だから、座ったら身動き取れないけれど(立ったりしたら、海に落ちそう)、水平線の向こうにはな~んにも見えない。海だけ。気持ちいい~~外側に座った私は、手を海にいれてみたり、足まで入れてみた(^^;;; 水は暖かかった。とにかく海はきれいだった。透明度もかなりあった。
シャングリラホテルの前まで行くと折り返して、ブスタンホテルのある方へ。行く時の海の色はエメラルドグリーンだったのに、折り返して半島一つ向こうへ行ったら紺碧に変わった。なぜ~?
下の写真で、右端がブスタンホテル。豪華かどうかは、遠すぎてわからず(笑)。
1時間で元の浜辺に戻ると、姐さんは無事干からびることなく、出迎えてくれた。
楽しかったけど、あの船であの値段・・・ちょっと、ぼり過ぎだよ、ザハラツアー。
(文責:ヘルワ)