アラビア語「塾」30周年パレスティナ巡礼紀行(その13)

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アラビア語「塾」30周年記念パレスティナ巡礼紀行

2018年11月3日(土)- 9日目
執筆:アッタ

 

エルサレム最終日 ~ アッタ編

 

 

最終日、帰国日。12時にはホテルをチェックアウトし、16時に集合しなければならない。
いつもより少しゆっくり目に起き、ホテル中庭で朝食。
その後、檜先生のお菓子買いに同行させて頂き、総勢3名で9時前に出発、オールドシティへ。
檜先生はATMで両替。が、3人とも道が分からず、歩いていたお兄さんにオールドシティへの聞くと

「ダマスカス門に行くのかい?僕も行くところだから一緒に行こう」とのこと。
「中国からかい?」-いや日本から
「日本か、カレンシーはYENだよね」-そうだよ
「両替はどうしてる?いいところ知ってるよ、案内しようか」ーいや、両替は必要ないから

と、ちょっと怪しげな感じを受けてしまったのですが、無事ダマスカス門へ到着。
どうも有難うと言って門の中へ入っていったところ、お兄さんは入り口近くの両替屋へ。通勤途中だったらしい。
お菓子屋に行くのも3回目なので流石に通りも覚え、無事お菓子購入。
それから今までいったことのない道をあてもなく進む。
午前中の目的であった郵便局も探しあて、ポストに投函、ちゃん届きますように。

ホテルに戻り、12時前にチェックアウト完了。
さて、私たちは「地球の歩き方」を持っていない。という訳で新しいところには行かれない。
なにしろ、持っているのはホテルにあった大雑把な地図のみ。
と、いう訳で檜先生もお誘いし、再度3人でオールドシティへ。
途中、ホテル近くで素敵なタイル屋さんを発見。帰りに寄ることにする。

オールドシティでは、今まで行っていなかったアルメニア地区やクリスチャン地区も散策。
土曜日で、残念ながらユダヤ地区へは行かれませんでした。
因みに、嘆きの壁は入れるようでしたが、壁入り口近くのカフェはクローズしていました。

途中のお店で檜先生がジャンビーヤ(イエメンの男性が腰にさげている短刀)を発見。懐かしのイエメンのジャンビーヤ。
ユダヤ式のは先が丸まっているらしい(イスラエル博物館にもありました)。
そんなものに興味を示すアジア人も珍しいのか、店の親父が声をかけてきて、檜先生とアラビア語で会話。
会話の途中で、親父さんが檜先生に対して「あ~」と同情的な顔をしていたのでその訳を後で伺ったところ、
「お前はどこでアラビア語を学んだんだ」「サウジだ」の反応が「あ~」だったとのことでした。

親父さんも気を良くしてカフアを飲むか、シャイはどうだ、と言って下さったのですが、買いたいものがなかったのと、あまり時間がなかったのでご遠慮申し上げました。ちょっと残念。
13時半頃オールドシティを出て、行きに寄ったタイル屋さんへ。
15㎝四方のタイルが素敵。でも、モノを減らそうと思っているのに、こんなものを買ってしまったら。。。
散々迷った挙句、タイルを2枚購入。どこに飾ろう。
アメリカンコロニーに戻り、中庭で昼食。ビールとサンドイッチ。
途中、「Hank]さんも加わり、エルサレム高級ホテルの中庭で、何故か親の介護問題について語ってしまいました。
そうしているうちに16時が近づいてきました。

名残惜しい気持ちをもちつつ、アメリカンコロニーを出発、エルサレムの夕日を見ながら一路空港へ向かいました。
その後待ち受けていた数々の試練につきましては割愛致します。

さて、購入したタイルの飾り場所ですが、「Hank」さんのご助言もあり、毎日眺められるよう、トイレと決まりました

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