元火曜夜クラス10のTです。
4月2日から6日にかけてカダフィー大佐の国リビアを仕事で訪問してきました。今回は会社の役員の“かばん持ち”として短期間で首都トリポリとベンガジを回って、リビア政府関係者と協議することが目的であった為、自由な時間も殆どなく、レプティスマグナやサブラタの遺跡を回る時間は残念ながら取れませんでした。
それでも、移動中や食事の際に市内の様子を観察する時間はあり、それなりに楽しめた出張でした。市内のあちこちにカダフィー大佐の大きな写真や絵が飾ってあったのは予想通りとして、町中の案内、標識、看板がアラビア語のみで表示されているのは、アラビア語学習者にとって最高の環境であると共に、同行した会社の役員 (本社取締役+子会社のイギリス人常務) に対し自分のアラビア語への情熱を示す良い機会になりました。勿論、全ての表示の意味が理解できた訳では決してありませんが、少なくとも判った振りはできた訳です。
一方、リビアの人々は想像以上に開放的で、非常に多くの人が英語かフランス語かイタリア語のどれかを流暢に話します。女性も、スカーフは義務ではなく若い女性の多くはスカーフを被っていませんでした。流石にナイトクラブ、アルコール飲料、ベリーダンスは禁止されていますが、トリポリの有名なレストランの幾つかでは、音楽も流れ (但し録音)、和やかな雰囲気に包まれていました。ヨーロッパからの観光客が大挙してレストランに押しかけてきていたのは驚きでしたが。街中の商店も結構新しい店が多く、商品も豊富に置いてあったのは、やはり制裁解除のせいでしょう。
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