ヨルダン編 part. 6

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昨日のサッカーアジア杯、ヨルダンは負けてしまいました。
試合前は信号などでヨルダン国旗が売られていて、国旗をつけて走る車が多くあったのですが(ま、いつもの風景ですが)、試合が始まると街が静まり、試合が終わっても通りはしーんと静まりかえっていました。もうがっくりモードです。
ワールドカップの時は有料衛星放送だったので、街中のカフェで特設スクリーンを設置し、スイーツカフェがにぎわっていたのですが、今回は地上波で見られることもあり、家で視聴する人が多かったようです。
私が通うジムの従業員達はジムのTVでみるとのこと。家で観ると、母親や子供から解説をねだられるからだそうです。

ヨルダンが得点した時、アナウンサーが「ブラボー」を連発していたので、夫が「ブラボーってアラビア語なの?」と真剣に尋ねてきました。
そんな訳がない。「ブラボー アライク」とすっかりアラビア語化してはおりますが。
まあ、日本人でも「グットです」というのと同じだよと言ったら納得していました。

その後も夫はいろいろ質問してきて、
「危ない!は?」→「ヤー アッラー、かな」
「ああよかった、は?」→「ハンドリッラー、かな」
「そこだ、決めろ!は?」→「…ヤー、ラッベ、かな」
なので、「アッラーばっかりじゃないか!アラビア語には語彙がないのか!」
などと言ってましたが。で、”アラビア語の語彙を拾おう”と夫が言いだし、我が家ではサッカーの試合がいつの間にかアラビア語の聞き取りの会となりました。
ちなみにアルジャジーラやシリア放送では「ブラボー」を使わず、「モムターズ」を使っていました。
話は変わってしまいますが、アンマンには通常の黄色いタクシーのほかに、高級タクシー「ムムタイズ」というものがあります。

試合後、バハレーン等の他国放送では、ジャッジの判断の疑問提起や今日の試合の戦略などを解説していて、結構おもしろかったです。
ただ、私がサッカーのルールがちんぷんかんぷんなので、何を言っているのか分かりませんでしたが。
「こいつがここにいるのがダメ」みたいなことを言っていると思うのだけどーとつぶやいたところ、夫が「世にそれをオフサイドと言う」と解説してくれる次第ですから。

ところでアラビア語にオフサイトという単語はないのでしょうか?ハタ(だめ)で済ましていたような…
大体、副審のことをムサーアダと呼ぶのでさえ、気付くのにしばらくかかりました。英語だとアシスタントジャッジですものね。
ナーイブ・ハカム?と言ってしまいそうです。でもそれでは審判の控えになってしまう???やはり語学は難しいです。

しかしそれより各国放送を見ていて私的に面白かったのは、湾岸系TVの解説者のクーフィーヤのかぶり方のスタイルが、以前より伊達化しているなあ、と。右側や両サイドの布の流し具合にかなりこだわりがあるようです。

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